今回はタイヤ交換の解説をします

この記事を書くきっかけですが、お客様から

「タイヤってどのくらいで締めればいいの?」

とご質問をいただいたからです、もちろんご質問にはお答えしましたが、

「伝わったかな?」「専門用語で説明しちゃったかな?」なんて思って、

それだったらブログに書こう

と思ったからです。写真つき解説があればわかりやすいですもんね!

それに今の時期、観光で遠くに出かけてタイヤ関係のトラブルなどあったら参考にしていただければ

このブログもみなさんのお役にたてるかな?って思います。

タイヤ交換くらい自分でできる

って方も

もしかして、こんな感じで締めつけてませんか?

え?だめなの?って思われた方

何年もこのやり方でやってるよって方

間違ってはいないのですが、

ぜひこの機会に私たちプロはこうやってやるのを見ていっていただきたいと思います

まずはタイヤ外します

では、パンクした想定 やら タイヤのシーズン交換の想定で タイヤを外しますね。

車から車載工具を取り出します

お車には必ず車載工具、ジャッキがあります。

最近の車にはスペアタイヤは積まれてないこともありますが、車載工具は必ずあります

ジャッキをかけるとこは車種で違うのですが、おおざっぱに車の横になります。

ジャッキかけても大丈夫なようにそこだけ凹んでいたりだいたい指示があるのですが

間違っちゃうとえらいことになっちゃうこともあるので、

車の取説をみたり

ネットで検索すると良いでしょう

そうしたら

タイヤが浮いちゃう前に

ホイールのナットを緩めます

レンチに乗っかっちゃって体重をかけたりすると良いでしょう

そうしたらジャッキをまわしてタイヤを浮かせます

そしたらホイールのナットを全部緩めて、

タイヤをはずします

はずれましたーーー!

一気にメカメカしくなりましたが、今はその

メカへの興味は置いといてください(笑)

タイヤを取り付けます

足で抑えたりしてタイヤが重量で外れてこないようにしてその隙にナットをつけます

手で回らなくなるまで締めこみます

工具を使って締めます

締め付ける順番もありますがこんな感じ

対角線に締めていきます

ここで締め付け解説!

締め付けには「規定トルク」というのがあって、

締め付けるチカラは決められています。

ちなみに

10kgf・m だったら

10kgの重りが1mの棒の先にぶら下がってる感じです

ま、だいたい車は11kgf・mから12kgf・mこのくらいです。

このチカラを

車載の工具に置き換えます

車載工具はほぼ25cmです

0.25mの棒に何キロの重りが乗れば

適正な締め付けトルクになるでしょう

0.25m×50kg(人間の体重っぽさ)=12.5kgf・m

になります。

このくらいが適正なトルクになります。

わかりやすく数字をチョイスしましたが、

あくまで目安です

実際には

工具の持ち手(たぶん23cmくらいのとこを持つことになる)

体重はひとそれぞれ

体重をかける勢いなんかもひとそれぞれ

ですので

正確なトルクはでるはずもないので

勢いよくレンチに手で乗る

それで回りきらなくなるまで続ける

くらいがちょうど11kgf・mから12kgf・mになるはずです。

この作業はちょっと疲れるかも(笑)

そもそも車載のレンチの仕様もメーカーが締め付けトルクや平均的な体重などを考えて25cmっていう長さにしたのでしょうね

ちなみに僕たちはトルクレンチなんていう道具をつかってさらに正確に締めていくんですが、

車載じゃないし、お客様むけじゃないのでここでは使い方とかは割愛します。

でも最近はホームセンターとかで売ってるし、買うのもありかも。

↓これは自分愛用のトルクレンチ 決まったチカラでいつも締められるプロ用です

ここでなぜレンチの上に立って乗ったらいけないか説明します

・体重がかかりすぎてナット、ボルトが損傷する

からです

「鉄ってそんな簡単に損傷する?」と思われるかもしれませんが

案外あっさり損傷します

鉄自体がねじれちゃってネジのピッチが狭くなっちゃって締りきれなくなっちゃうんですよね

俗にいう「なめる」という状態ですが

そのような理由があります。だから、レンチの上に立って乗るのはあまりオススメしないやり方なんですね。

「締まってるか心配だからチカラいっぱい締めたい」

っていう気持ちも十分にわかります。心配ですもんね。

でも車載の工具ってナットにあててもガバガバだし

立って乗っちゃうとななめに締まっちゃったりそれもそれで怖いと思います。

僕たちプロは一日何十本とタイヤの脱着をしますが、上の規定トルクで締めてトラブルになったことは

ありません。だから、きちんとしたトルクで締まっていればチカラいっぱい締めるというのは

必要ないことだと思います。

「だって以前に緩んじゃって」

っていう方がいらしたら、それはたぶん別に原因があります。その原因についても今度ブログで書いていきたいと思います。

最後に弊社でお手伝いさせていただくということを紹介

 

 

僕がお手伝いできること

・規定トルクで締めてあげること(無料)

・空気圧を調整してあげること(無料)

です。

「自分で交換したからさー、見てよー」という感じで全然オッケーです。

むしろ「自分でなさるなんてすごいですねー」って言っちゃいます

ご自身でタイヤ交換されるという方は言ってくださいね^^

 

また、

「重いものを持ってケガするのが嫌だったり、お忙しくて時間がとれないなどあれば僕に言ってくださいね♡」って

タイヤ交換 (シーズン履き替え) 一台2,000円税込 ですので!

僕は設備もあるし機械もあるのでアットいう間に完成させますので^^

(今回記事では kgf・mという単位でのご説明ですが、現在はN・mという単位が共通の単位です)

参考になったよーとか思っていただいた方は「いいね!」ボタンぽちーしてもらえると嬉しいです^^

 

2018/11/07 加筆

みなさーん!タイヤ交換のご用命お待ちしてマース!

加筆ってそれだけかーい!(笑)

2019/11/27 加筆

 

2019年一番の出来事はMGCを見にいけたこと!

思い切って行ってよかった

写真は銀座 オリンピック代表を決めるマラソンレース

たった40人くらいが走るためだけに

東京の街を封鎖しちゃうんだからすごい

すごく興奮した

やっぱり先のことは誰にもわからない

今しかできないことを

今やろう!と

心に誓ったのでした。

札幌になっちゃったからね

なんのこっちゃ

最後まで読んでくれた方、こんな加筆ですいません